呼吸器内科
呼吸器内科とは
呼吸器内科では、気管、気管支、肺、肺を包んでいる胸膜(肋膜)、両側の肺に挟まれた、縦隔という体の病気を扱っています。
必要な酸素を取り込み、余ってきた炭酸ガスを吐き出す、「呼吸」という大切な働きを持っています。また外から空気と一緒に、口や鼻から侵入してくることのある病原体(気管支炎、肺炎、結核など、もちろn問題のインフルエンザなどを起こす原因)の入り口でもあり、これらから呼吸器を含む全身を守っています。
全身の血液は、いくつかの重要な内蔵をすべて1回は通って巡ります。肺は、血液にある病原体を捕まえやっつけるという仕事もしています。最後の体中の血液が巡るところですので、「小循環」といってからだの血の巡りに重要な働きを務めています。
院内・他の医療機関と連携し、的確な医療を
院内連携
現在呼吸器科常勤医師は一人ですが、一般内科、消化器内科、循環器内科の医師の協力、援助のもと、できるだけ当院で可能な検査、治療、必要があれば入院治療も十分にうけていただけるよう努めております。
院内・他の医療機関と連携し、的確な医療を
病・病連携
病気の診断と治療には、大学病院や、国立病院機構(かつての国立病院、療養所)のように大規模な設備と多くの人員を要するものがあります。私どもは、京都大学、京都医療センター、南京都病院、京都府立医大病院と密な連携を取らせていただいており、肺がん、びまん性間質性肺炎など重大かつより高度な設備とスタッフが必要な病気の可能性が高いと考えた場合はご相談の上、ご紹介させていただきます。
病・診連携
入院が必要な症状の肺炎、COPD、喘息などは、安定するまでは当院で診療させていただき、長期的な治療が必要なCOPD、喘息については、患者様が十分に病気を抑えられるところまでを確かめれば、ご近所の通いやすい診療所の先生に引き継がせていただきます。勿論、調子をくずされたら、いつでも当院で受け入れさせていただきます。
肺炎などでも、合併症がなく呼吸が十分にできる方は、ご自宅での治療を選んでいただくこともできます。喘息の発作悪化も、外来である程度(基準はありますが)の回復があれば、吸入と飲み薬で自宅療法をしていただき、なにかあればすぐ当院を受診していただきます(このようなほとんどの方はそのまま収まられることが多いです)。
次の一手を患者様と一緒に
喘息、COPDの吸入療法による外来治療
このような病気の吸入治療は、私たち自身が日本での普及に努め、効果も良好なことがわかっています。しかし、患者様お一人お一人の吸入技術には差があり、私どもでは、その方にとってもっとも効果的な吸入療法を探し、正確な「吸入指導」をさせていただいております。また、子供さんや、あまりにご高齢でこ自分での吸入の不可能なかたには、ご家族による介助吸入(=ご家族に吸入を手伝っていただく、一日1-2回で意外と簡単です)をお勧めしています。どのような場合でも、「次の一手を一緒に見つけましょう」というのが呼吸器内科の方針と特徴です。
呼吸不全の人工呼吸
一般には気管に管を入れて人工呼吸を行いますが、私どもではできるだけ苦痛の少ない、管を入れないマスク人工呼吸(非侵襲的加圧呼吸)で乗り越えられるよう努力します。
緩和ケア
たとえ完治が困難となったご病気、痛みを伴うご病気でも、看護スタッフ、麻酔科、脳神経外科、整形外科、消化器内科のスタッフとともに、少しでも苦痛のない緩和ケアを目指しております。
私たち、京都きづ川病院呼吸器内科の診療の心をご理解いただき、地域医療の一環としてご利用いただければ幸甚です。
呼吸器の病気
呼吸器それぞれ、あるいは部分に故障を起こすことがあります。
- 1)感染症:気管支炎、肺炎、結核、インフルエンザ、肺化膿症、胸膜炎、膿胸
- 2)気道閉塞性疾患:①タバコが原因の慢性閉塞性肺疾患COPD(肺気腫+慢性気管支炎)②アレルギーや気管支の敏感さのかかわる喘息③肺が破れて空気が肋膜側に漏れる気胸
- 3)肺にできる腫瘍:①肺がんと肋膜にできる悪性中皮腫(石綿曝露が関係していることはよくご存知のとおりです。)②両性腫瘍や縦隔腫瘍
- 4)病原体の関係がわからない「びまん性肺疾患」:①アレルギー性のもの②有害物質によるもの(中皮腫と同じ石綿が原因)、膠原病・リウマチに関係したもの③原因不明のもの




